ダイヒーター

ダイヒーター
ダイカスト、グラビティー、シェルモード、鍛造等の金型を始業時までに所定の温度に加熱します。

金型予熱機・ダイヒーターの概要

ユーザーの要望を受け、現在の原型となる予熱機を開発したのが、1984年。当時、金型予熱の重要性は認識され始めていましたが、手段としてガスバーナーによるものが主流でした。しかし金型が痛む等、様々な問題も同居していました。
金型を傷めず、必要な予熱を行うため、電熱による幾多の試みがなされましたが多くは失敗に終わりました。その理由は、加熱能力を得ようとするとヒーターの損耗のために寿命が短くなり、ヒーターの寿命を考慮すると必要な加熱能力が得られず、そのために必然的にガスバーナーで焙る方法に頼らざるを得ませんでした。

ダイヒーターは発売以来今日まで数百台納入しましたが、加熱能力の高さと、抜群の耐久性が評価され、口コミ等で多くのリピートオーダーを生んでまいりました。
例えば、2000トンのダイカストマシンの金型を1時間で176℃、350トンクラスなら300℃迄40分で昇温しています。

ダイヒーターの特徴

・両面発熱の面状ヒーターなので、左右又は上下に開いた金型の間に置いて使用します。
・必要に応じ片面の強度を調節して製作できます。
・雌雄両型のキャビティーのみを加熱できます。
・ユーザーの使用状況に合わせて設計製作できます。
・強度の選択や制御機能の組み込みが自由にできます。

『ヒーターが良いヒーターといわれる為には、投入したエネルギーと吸収されるエネルギーとのバランスが程よくとれて、温度の変化で伸縮するヒーター保持の素材に問題が無ければ、基本的にはそれで総てと言っても過言ではありません。』

≪当社のダイヒーターはこれらの意味において、総合的に高い評価を受けております≫

金型の予熱について

1.   はじめに
ダイカスト鋳造、グラビティー鋳造、低圧鋳造、プレス、ドロップ、ハンマー等、各種鋳造等々金型を使用する時、コレが適度に温められていることは、湯温、湯質の管理と共に重要不可欠です。

2.
(1)


(2)



(3)
金型の予熱の方法
加熱炉(密閉型電気炉、ガス炉、ベル炉)等による。
*金型を閉じた状態では、キャビティーの昇温まで所用時間、燃費ともロス大。
*輻射ヒーターとキャビティーを対面するには、金型を展開する治具、手段と台車が必要。
金型を何らかの方法で開きノズルを挿入し、ガス、重油等の燃焼バーナーで加熱。
*最も一般的に作用されている手段。
但し、温度むらが大きい。金型の損耗が大きい。自動点火が困難。
予熱をしても捨て打ちが必要。
捨て打ちのみで特に予熱はしない。
*製品の形状、厚み、大きさ等で異なるが、ある一定数量の捨て打ちで型温を上げる。
良品がでるまでのアルミ溶湯のロス、キャビデティー部のみの急速な昇温で金型の損耗やフラッシュイングの解消にロスが大きい。

3.   金型予熱機ダイヒーター
・電熱による遠赤外線輻射ヒーター。
・短時間に必要充分な加熱ができる。
・予熱による金型の損耗が無い。
・捨て打ちが不要。悪くても2個目に良品が得られる。
・タイマーで無人点火ができる。
・標準ヒーターPART II( 単相200V 17.5KW)を30分使用して電気代は約96円。
・ヒーターの寿命は半永久的。
・ヒーター単位面積当たりの投入電力が大きい。したがって、加熱能力は電熱ヒーターとして他に類を見ない。

※ダイヒーターをご利用いただくために。
金型をダイカストマシンに取り付けた状態で予熱する時は、マシンのポンプの持つ電力を当てることができます。外段取り等で別に予熱する時は、別に、又は新たに専用の電源をご用意ください。

ダイヒーターを装着脱する為の専用架台を作る事ができます。

※固定式/写真のように折り畳み伸縮するアームにヒーターを固定した支柱に取り付けて使用します。

※可動式/写真のように移動できる台車にヒーターを取り付けて使用します。ヒーター保持のアームは折り畳み伸縮して装着、収納に便利です。

ダイヒーター本体の重量は、標準機種で約11kgです。人が手で持って装着脱する時は、タイバー等に橋渡しした板等に乗せて使用できます。

ダイヒーターのセールスポイント

1.   技術面
金型の品質管理、ピン等の鈍化防止、湯回り性の向上、湯皺や巣の防止、etc.

2. 経済面
試鋳回数の短縮、予熱コストの低減、労働時間の短縮、金型のLife Up

3.   ダイヒーターを導入できるユーザーの条件
電源電力の保有、金型開閉手段があること(外段取り予熱のとき)

4.   金型予熱の概要
ダイカスト、グラビティー、LP、等の鋳造及び諸鋳造の金型は適切な温度に予熱されていることが製品や金型の品質を管理し向上させるための大切な要件です。
その為ほとんどのユーザーはすでに何等かの方法で予熱の工程を持っています。
その方法として、

・溶湯の温度で金型を暖める。(良品が得られるまで試鋳を繰り返す)
・湯の保持炉の上に乗せて、その予熱で金型を暖める。
・赤熱した鋳造前のワークを金型に乗せて暖める。
・ガスバーナーで金型を焙る。
・台車炉やベル型炉等で金型を別に加熱する。
・金型を加工して、ヒーターを埋め込んだり、加熱した油を通して暖める。

*ダイヒーターは上記1の良い点を採り、4の欠点を除いたスタイルのもので、キャビティーの面だけを金型を損傷しないで暖める事の出来る優秀な予熱機です。

*要求される温度
1.ダイキャスト:180℃~230℃
2.鍛造:100℃~150℃
3.LP、グラビティー300℃~450℃

*ダイヒーターで昇温に要する時間
(ヒーター面積 1,800cm²、電力16kwの標準型を使用した場合)
金型の大きさで変わりますが250t ~ 350t級のダイキャストの金型を180℃~200℃程度まで昇温させるのに20分~50分を要します。ヒーター設置の状態や断熱マットによる放熱防止の効果で差異が生じます。また、ヒーター温度を上げることにより加熱時間の短縮が計れます。
電熱ヒーターを利用するときの、もう一つの大きな利点は、自分の希望する制御をかなり自由に得られる事です。ご希望の使用条件をお申し出下さい。

ダイヒーターの取り付け例はこちら⇒